こんにちは!sincoです。

私がボイストレーナーになった頃はまだyoutubeもなく、練習歌はCDを持参して歌詞カードをコピーして持ってくる生徒さんが大多数でした。

そこから月日は流れて、いまはカラオケアプリもあり、歌詞、コードもすぐ検索できるし、より気楽にボイトレを受けることが出来るようになりました。

最先端IT技術を持った方ならもっといい方法が見つかるかもしれませんが、個人的には、ボイストレーニングで歌唱レッスンを受ける際は、出来れば歌詞カードがある方がいいかと思います。
ライブで歌う曲、じっくり練習していきたい曲については特にそう思います。

紙で歌詞カードを用意するメリットはこちら!

◯ポイントを逐一書き込める。
歌唱レッスンでは、フレージング(ひとまとまりのメロディライン)やアーティキュレーション(より細かな一音一音の表現)を細かく指導していきます。
それらを全て覚えることは難しいと思いますので1つ1つ書き込みをしていくのをお勧めいたします。
特に書き込んで欲しいものが、ブレスポイントです。
最近の洋楽のエッセンスを取り入れたリズム先行型の邦楽は、単語の途中でブレスが入る歌も多いです。
カラオケ画面を見ながらでは、どうしてもブレスポイントが流れがちですので、ぜひ書き込んで覚えて欲しいです。
◯書き込むことによって覚えることが出来る。
視覚と行動で覚えたものは記憶に残りやすいそうです。
歌詞を視覚で捉え、かつ書き込むことでポイントも覚えやすくなります。
◯ポイントを視覚的、感覚的にに捉えることができる。
歌のポイントは文字ではなく絵や記号で書くことをお勧めしております。
クレッシェンドだと【<】グルーヴを出したいときは螺旋、などです。
文字で【だんだん大きく】と書くよりも、感覚的に分かりやすく意識が歌詞から離れにくくなります。
◯歌詞を全体で捉えることができる。
これは意外に大事な事です。
特に歌詞をまだ覚えきれていない時の練習にオススメです。
カラオケの流れる歌詞は短いフレーズしか出て来ないし、携帯などの画像だと表示される歌詞が限られてしまいます。
歌詞を全体で捉える事で、サビに行くまでのブレスの準備、場面転換の気持ちの落ちつけ方が早く準備できるようになります。
よりゆとりを持った歌い方が可能になるわけです。
◯自分が練習した結果が目に見えてわかる
これはオマケです。
練習しきった歌詞カードは、小さい頃に最後のページまでやりきった学習ドリルのようなものです。
達成感と積み重ねた自信がそこには詰まってます。
それがどんどん増えていく事で、歌への自信も自然と身についてきますよ!

また、久しぶりに歌うというときも、歌詞カードを取り出してこれば思い出せますので便利です。

デメリットも!

紙歌詞の落とし穴!カンペ頼りにならないように!
ここまでメリットを書いてきましたが、よくあるデメリット例も挙げておきます。
たっぷり書き込んだ歌詞カードを見て、完璧に歌えるようになったメンバーさん。

いよいよ歌詞を覚えて歌おう、というところで全く歌えなくなってしまいました!

書き込む事で覚えた、歌えた気になってしまったのです。
書き込まれた歌詞カード忠実に【読む】というだけでは歌は成り立ちません。

書き込む際には、なぜそう歌うのか、を考えながら書いていく事が大切です。
音楽の上に、歌のフレージングやアーティキュレーションがどのように乗った結果このポイントがあるのかを理解しながら歌う事が必要なのです。

歌詞カードは大切なのですが、あくまで歌いきるまでのサポートです。
頼りきりのカンペにならないように気をつけましょう。

オススメの歌詞の用意の仕方

オススメは、書き込む用の歌詞、まっさらな歌詞と2枚用意することです。
書き込む用の歌詞にはレッスンで習ったことをめいいっぱい書き込みましょう。
レッスンの最後、まとめで歌うシーンになったらまっさらな方を見て歌っていきます
まだ表現しきれてない部分があれば、そこがウィークポイントなので、書き込む用に再チェックをし、理解が深まるまで繰り返し練習していきましょう。

私は聴いたことのない曲を0から覚える際にこの方法ではを使いますが、続けていくうちにどんどん歌を覚えるのが早くなっていきました。

カラオケで歌詞カードを見るわけにもいきませんし、ライブで歌詞を見れるとしても暗い場所での書き込み入りの歌詞は非常に見にくいものです。
あらかじめまっさらな歌詞カードを用意しておくのはとても便利ですよ!

まとめ

タブレットだと歌詞画面に書き込みができるものもあるそうです。
せっかく練習した事を次のレッスンで忘れてしまった!ということがないように、ポイントを忘れない工夫しましょうね!

 

sinco